“ ぶらり自然観察人 ” 北総の里山 中秋から晩秋へ! ( パート4 )
《 里山風景 》
〈 昆虫たちのドラマ 〉
「 ホタルガ vs オオカマキリ 」
里山の散策中、 「 ホタルガ 」 が飛んで来て 「 ノササゲ 」 の葉に止まった。
直ぐに、「 ホタルガ 」 は隣の 「 ヒサカキ 」 の葉に飛び移ったが、不幸にも、そこには 「 オオカマキリ 」 が待ち構えていて、葉の下に潜って行く 「 ホタルガ 」 に狙いを定めた。しかし、鎌をふるうには少々遠すぎるようだ。 「 ホタルガ 」 は、どんどん上に登って行き、葉の陰に隠れて姿が見えなくなり、逃げ切ったかにみえた。
突然、 「 オオカマキリ 」 は跳び上がり、葉陰に頭を突っ込んだまま動かなくなった。 「 カマキリ 」 の仲間がジャンプをするとは!、今まで、見たことも、聞いたこともないので‥‥ビックリ!、跳んだ瞬間の撮影が出来なくて、残念!。
「 オオカマキリ 」 は 「 ホタルガ 」 を捉えたのか?、葉陰になっていて分からなかったので、枝を揺すってみた。落ちては来たが、獲物は片方の鎌でしっかり掴んで放さない。この後は、お決まりの食事コース、見るに忍びなく、その場を離れた。 「 ホタルガ 」 を助けたい衝動に駆られたが、自然の生態系には介入しないようにしているので‥‥。
「 ツマグロヒョウモン の ツガイ vs ノシメトンボ 」
何やら池の木杭の上で動くものが?、良く見ると 「 ツマグロヒョウモン 」 らしい蝶が、悩ましい姿で何かをしているようだ。杭頭には 「 ノシメトンボ 」 が陣取っている。
見ていると、雄が雌を木杭の上に引き上げているようだ。凄い力だなぁ!。普通、 「 チョウ 」 は交尾している時は 「 トンボ 」 のようには飛べないし、あまり動き回れない。
木杭いの先端に止まっていた 「 ノシメトンボ? 」 も、突然の出来事に驚いて、座を明け渡し、飛び去って行った。
とうとう、木杭のテッペンまで雌を引き上げ、何かをするのかと期待したのだが!?。
何をするでもなく、木杭の裏側へ消えて行った。無防備だなぁ、たいへんな努力だなぁ、奇妙な行動だなぁ?、ツガイで何をしているのだろうか‥‥??。
《 野 鳥 》
「 カワセミ 」
「 ヤマガラ 」