“ ぶらり自然観察人 ”  上総十二社祭り 〓 上総裸まつり! ( パート2 )

昨日の記事、玉前神社での祭礼に続き、九十九里浜の釣ヶ崎海岸祭典場と、海辺の光景を掲載しました。


釣ヶ崎海岸の渚を行く “ 神輿 ” 。前方に見える辺り一帯が、玉前神社の祭神 「 玉依姫 」 が上陸したと伝えられている “ 太東崎 ” らしい。海では若者達がサーフィンを愉しんでいました。






先に到着していた “ 神輿 ” 2基、差し上げたまま海へ!。



続いて到着した “ 神輿 ” も加わり、共に海へ!。



渚で禊をする “ 神輿 ” 。遠くに玉前神社から到着した “ 神馬 ” が見える。




彼方此方から到着した “ 神輿 ” 、足場の悪い防波堤を次々に乗り越えて、祭典場へ!。









波打ち際の子供達




祭典場に到着した、玉前神社の “ 武士装束の人(祭礼奉行役?) ” 、出発の時は見落とした?‥‥ようです。炎天下の道中、お疲れさまでした。



同時に到着した、玉前神社の “ 三猿役? ” の子供達、3人共しっかり馬に乗り、走って入場して来ました。一番小さい子、直ぐに父親の胸に抱きかかえられましたが、見ている方もホッとした気持ちになりました。



続いて到着した、玉前神社の “ 神輿 ” 2基、 「 玉依姫命候補? 」 ・ 「 鵜草葺不合尊候補? 」 の若者と子供達、元気一杯で走って入場してきました。炎天下の中を、たいしたものだ!。人間は、このような特別の機会では、特別な力を発揮するのかも知れません。



祭典場に、9基の “ 神輿 ” が全て集結、お互いに差し上げ、くっ付け合って、1年ぶりの親族の再会を喜び合い、会場が熱気に溢れました。再会を喜ぶのは “ 玉依姫 ” の親族だけではありません。祭礼の参加者自身も 「 1年ぶりだね! 」 と声を掛け合っていました。





この後のクライマックスで、9基の “ 神輿 ” 全てが渚に向かい、海の中で禊をするのでは?、と、考えられますが、シャトルバスに置いて行かれると困るので、駐車場へ向かいました。3年前にしっかり見たので、と、自分に言い聞かせながら‥‥。


玉依姫命 」 と 「 鵜草葺不合尊 」 のラブロマンス話は、日本神話の “ 海彦(海幸彦)・山彦(山幸彦) ” の物語とも深い関係があるようです。想像逞しくすると、事実の可否はともかく、 “ 海の民 ” と “ 山の民 ” の和合の物語ではないでしょうか?。古い伝統のある祭りは調べてみると、興味深い事が浮かび上がってきます。この祭りも、1200年もの長い間、代々受け継がれて続いてきたのは、日本創生の歴史を背負っているからだと思っています。戦争や災害で中断した事もあったかも知れませんね。

どうも、お疲れ様でした!。