“ ぶらり自然観察人 ”  北総の里山  夏から秋へ! ( パート4 )

《 樹木・草 》

〈 野生植物 〉

シラカシ(白樫) 」 の若実
東北地方南部以西の山地に生える常緑高木です。材が白いので、この名がつきました。 「 コナラ属 」 の仲間ですが、秋に落葉はしません。今の時期の堅果(ドングリ)は、殆どが殻斗に包まれていて、僅かに頭が見えています。



「 クコ(枸杞) 」 の花
日当たりの良い藪や土手などに生える落葉低木です。根元から枝分かれし、弓状に垂れ下がる。果実は長さ2cmほどの楕円形、秋には真っ赤に熟し、クコ酒(薬酒)にしますが、そのままでも食べられます。
薬用としては、果実は視力減退・咳などに、根皮は糖尿病・寝汗などに、葉は視力減退・結膜炎などに薬効があります。



「 クズ(葛) 」 の花
林縁や土手などに生える、大形の蔓性多年草です。大きな根から “ クズ粉 ” を取りますが、名の由来は “ クズ粉 ” の産地、奈良県の国栖(くす)に因むようです。秋には長さ5〜10cmほどの豆果を着けます。
薬用としては、根は “ 葛根湯 ” と云われている有名な薬で、風邪・下痢などに、花は二日酔いに、葉は傷の出血に薬効があります。



ツルニンジン(蔓人参) 」 の花
山地の林縁などに生える蔓性の多年草です。根が 「 チョウセンニンジン(朝鮮人参) 」 に似ているので、この名が付きました。別名 「 キキョウカラクサ 」 とも呼ばれています。蔓や葉を切ると白い乳液がでます。花は釣鐘状ですが、蕾は大きさ形ともに 「 ホオズキ 」 に似ています。株数が少なく、なかなか見ることができないようです。
薬用としては、根は痰きり・疲労倦怠に薬効があります。




「 ツルマメ(蔓豆) 」 の花
日当たりの良い野原などに生える、蔓性の多年草です。別名 「 ノマメ(野豆) 」 とも云われています。 「 ダイズ(大豆) 」 は 「 ツルマメ(蔓豆) 」 を改良し、栽培化したものではないか、と、考えられています。



「 ノアズキ(野小豆) 」 の花
山野の日当たりの良い場所に生える、蔓性の多年草です。別名 「 ヒメクズ(姫葛) 」 とも云われています。竜骨弁と云われる花弁は、渦巻き状に曲がるのが特徴です。



「 ノササゲ(野豇豆) 」 の花
山野に生える蔓性の多年草です。下向きの花を多数着けます。豆果の長さは2〜5cmほど、熟すると紫色になります。



「 ハッカ(薄荷) 」 の花
やや湿り気のある場所に生える多年草です。葉を揉むと爽やかな香がしますので、古くから香料などに利用されてきました。今では “ メントール ” の原料として栽培され、 “ 歯磨き粉 ” などの香料に使用されています。
薬用としては、茎と葉は風邪・喉の腫れ・更年期障害に薬効があります。



「 ウド(独活) 」 の花
山野に生える大形の多年草です。茎は太く、高さは1.5mにもなります。若芽は古い時代から山菜として、または、野菜として栽培されてきました。独特の香と歯ごたえは、最高に美味しい。
薬用としては、根は頭痛・顔のむくみに薬効があります。



「 アキノエノコログサ(秋の狗尾草) 」 の果穂



「 ムラサキエノコログサ(紫狗尾草) 」 の果穂



「 キンエノコロ(金狗尾草) 」 の果穂



「 カヤツリグサ(蚊帳吊草) 」 の花穂



〈 園芸植物 〉

「 ? 」 の花



《 両生類 》

シュレーゲルアオガエル



《 昆 虫 》

〈 蛾 〉

「 ウエオエダシャク 」



「 ウンモンオオシロヒメシャク 」



「 キナミシロヒメシャク 」



「 ツマトビキエダシャク 」



「 ヒトスジマダラエダシャク 」