“ ぶらり自然観察人 ”  北総の里山  夏から秋へ! ( パート2 )

里山風景 》

「 池畔の森 」



アオサギ 」 は池の主



「 水 藻 」



クロメダカ 」 の行進



《 野生植物 》

山野草

「 カノツメソウ(鹿の爪草) 」 の花
山地や丘陵の林の中に生える多年草です。根の形が鹿の爪を連想させることから、名付けられたようです。別名 「 ダケゼリ(岳芹) 」 とも云い、茎の頂部に花弁が内側に巻いた、花火のような、多数の小さな白い花を着けます。地味な花ですが、薄暗い林の中に咲いていると、結構鮮やかに映ります。



キバナアキギリ(黄花秋桐) 」 の花
山地の木陰などに生える多年草で、群生していることが多い。茎は四角形をしており、茎の先に向かって段々に咲いていきます。やっと咲き始めたところですが、満開になるには、もう、暫らくかかるでしょう。



「 シラヤマギク(白山菊) 」 の花
山地の草地などに生える多年草です。丈の高さは1m以上になり、茎の先端に直系2cmほどの花を着けます。



ツリガネニンジン(釣鐘人参) 」 の花
山野に生える多年草です。釣鐘のような形の花を着け、根が 「 チョウセンニンジン(朝鮮人参) 」 に似ているので、この名が付きました。春の若芽は山菜として親しまれていますが、今では希少植物になってきましたので、食べることは差し控えたいものですね。
薬用としては、根を乾燥させ、痰きり・咳の治療に利用します。





「 タカトウダイ(高燈台) 」 の花
山地や丘陵に生える多年草です。春に花を着ける 「 トウダイグサ 」 の仲間ですが、それよりも丈が高くなるので、この名がつきました。茎や葉を切ると白い乳液がでますが、特に害になるようなことは無いようです。



ヤマハッカ(山薄荷) 」 の花
山野の林縁や草地に生える多年草です。秋になると枝をたくさん伸ばし、花を無数に着けますが、今は花をつけ始めたばかりです。



「 ワレモコウ(吾木紅) 」 の花穂
山野の日当たりの良い草地に生える多年草です。枝先に暗紅色の小さな花を、穂状にたくさん着け、上から下に向かって順番に咲かせます。



《 農作物 》

〈 穀 物 〉
全国各地で “ 五穀豊穣 ” を願い、または、感謝のためにとの名目と、信仰も相まって、盛んに祭礼が行われています。しかし、現代人には “ 五穀 ” とは何を指すのか、分からなくなってきているのではないでしょうか?。
ある資料によると、 「 イネ 」 ・ 「 ムギ 」 ・ 「 アワ 」 ・ 「 マメ 」 に 「 キビ 」 または 「 ヒエ 」 を加えたものを、“ 五穀 ” と称する、と、記述されていました。このうち、「 アワ 」 ・ 「 キビ 」 ・ 「 ヒエ 」 は痩せた土地でも育つので、 「 イネ 」 ・ 「 ムギ 」 の育たない所でも、重要な食料として栽培されてきました。
今では、 「 イネ 」 ・ 「 ムギ 」 ・ 「 マメ 」 以外は、一部で健康自然食品として、または、家畜の餌として育てられてはいますが、一般には馴染みのない穀物になってしまいました。それだけ、食料事情が豊かになってきた、と、云うことでしょうか?、自給率は低く、それでも豊かだと云えるのでしょうか‥‥?。
戦後の食糧難の頃、私もよく食べさせられましたが、昨日のことのように思い出されます。


「 アワ(粟) 」 の果穂
古い時代からユーラシア大陸全域で栽培されていました。雑草の 「 エノコログサ(狗尾草) 」 の仲間から改良された、と、云われています。紀元前4000年前頃には、既に中国の黄河流域で栽培されていたそうです。
“ 五穀 ” と云われてきた穀物のうちの一つです。



「 キビ(黍) 」 の果穂
この穀物も、古い時代からユーラシア大陸全域で栽培されていました。実が黄色いので、 「 キミ(黄実) 」 から 「 キビ(黍) 」 に転訛した、と、云われています。
“ 五穀 ” と云われてきた穀物のうちの一つです。



「 ヒエ(稗) 」 の果穂
これは「 シコクビエ(四国稗) 」 と云われている品種です。日本産の 「 ヒエ(稗) 」 は、雑草の 「 イヌビエ(犬稗) 」 から選抜したものを、古い時代から栽培化されてきた、と、云われています。昔は、稲作のむかない地方の重要な食料でした。
“ 五穀 ” と云われてきた穀物のうちの一つです。



ホウキモロコシ(箒唐黍) 」 の果穂
「 モロコシ(唐黍) 」 は、アフリカ原産の一年草です。アフリカでは、紀元前3000年前には、既に栽培されていたらしく、今でも最も重要な穀物です。日本でも古い時代に渡来し、栽培されてきましたが、今では家畜の飼料として栽培されている程度です。この品種は、何処で生まれたかは分かりませんが、実の着き方が箒のようなので、この名が付いたのかもしれません?。



《 昆虫 》

〈 蛾 〉

「 アサマキシタバ 」



「 ツマキリウスキエダシャク 」



「 ナンカイカラスヨトウ 」



「 マメキシタバ 」



《 菌類 》

「 キノコ? 」