“ ぶらり自然観察人 ”  北総の里山  晩夏へ! ( パート3 )

里山風景 》
稲の穂も出揃い、稔りの秋を迎えようとしています。台風などの被害に遭わず、豊作でありますように!。



《 野生植物 》

〈 樹 木 〉

クサギ(臭木) 」 の花
山地などに生える落葉低木です。枝や葉を切ると強い臭気があるので、この名が付きました。花は、まあ、まあ、それなりに美しく、良い香りもします。
薬用としては、枝・葉ともに高血圧・神経痛に薬効があります。


※ 参考写真:晩秋になると、真っ赤な萼片に乗ったように、青黒い実を着けます。色の対比が美しく、何かの勲章のようですね。


ヤマハギ(山萩) 」 の花
山野などに生える落葉低木です。この種は別名、ただ 「 ハギ(萩) 」 とも呼ばれ、日本全土(離島を除く)に分布し、庭や公園などにも植えられています。幹の葉の脇から小枝を伸ばして花を着けます。



「 マルバハギ(丸葉萩) 」 の花
日当たりの良い山野に生える落葉低木です。別名 「 ミヤマハギ(深山萩) 」 とも称し、幹の葉の脇に花を固まって着けます。



「 ガマズミ(莢蒁) 」 の若実
山野に生える落葉低木です。果実は晩秋の頃になると真っ赤に色づき、野鳥たちの重要な食料になります。
熟した実は、そのままでも食べられますが、薬用としては、果実酒(薬酒)にして、疲労倦怠・動脈硬化予防に利用します。



「 シロダモ 」 の若実
関東地方から沖縄までの、山地に生える雌雄別株の常緑高木です。果実は翌年の晩秋頃に漸く赤く熟すので、春には実と花が同時に見られる珍しい樹木です。昔は種子から採った油で、蝋燭を作ったそうです。



「 アオハダ 」 の若実



〈 草 〉

「 アキノタムラソウ(秋の田村草) 」 の花



キツネノカミソリ(狐の剃刀) 」 の花
山野に生える多年草です。「ヒガンバナ彼岸花)」の仲間で、花の時期は葉がありません。春に出てくる細長い葉が、剃刀に似ているので、この名が付いたそうです。何で “ 狐 ” なのか分かりませんが、 “ 剃刀 ” は多分、昔使われていた長い片刃のものでしょうね?。花は魅力的ですが、有毒植物です。



「 コバギボウシ(小葉擬宝珠) 」 の花
山野のやや湿った所に生える多年草です。 「 ギボウシ 」 の仲間の中では葉が小さく、蕾を神社仏閣や橋の欄干の支柱飾り “ 擬宝珠 ” に例え、名付けられました。自生のものは花や葉の形、花色の変化が多い。園芸用に改良品種もたくさんあり、人気のある草花です。





ヒレタゴボウ 」 の花
熱帯アメリカ原産、湿地に生える帰化植物で1年草です。別名 「 アメリカミズキンバイ 」 とも云われています。同じ環境に生息する 「 チョウジタデ(丁字蓼) 」 に良く似いるので、混同される事があります。



イヌホオズキ(犬酸漿) 」 の実
荒地や道端などに生える1年草です。食べたくなるような黒い実が着きますが、有毒植物です。



《 菌 類 》

〈 キノコ 〉



《 昆 虫 》

〈 チョウ 〉

「 ウラナミシジミ



「 ゴイシシジミ



〈 ガ 〉

「 シロツトガ 」



「 ? 」
この蛾が何かは、今のところ分かりませんが、自分の体の色模様を承知しているのでしょうか?。自然の生き物の身の隠し方には、いつも舌を巻きますね。



〈 ア ブ 〉

「 スキバツリアブ 」



〈 ハ エ 〉

「 コンボウナガハリバエ 」



カメムシ

「 キバラヘリカメムシ



《 魚 》

「 ヌマムツ? 」



《 園芸植物 》

〈 草 〉

アメリカフヨウ 」 の花
アメリカ原産の多年草です。花の直系が20cm以上、特別大きな花に魂げて撮影してしまいました。



「 カンナ 」 の花
2色咲きは珍しいのではないでしょうか?。



「 八重咲きヒマワリ 」 の花



《 農作物 》

ラッカセイ(落花生) 」 の花
南アメリカ原産の1年草です。「 ラッカセイ 」 は中国名ですが、今では 「 ピーナッツ 」 と云ったほうが通りがいいようです。種子を食用にする他、食用油を採るために、世界中で栽培されています。この辺りでも名産品 “ 千葉ピーナッツ ” を栽培しています。



「 アズキ(小豆) 」 の実
昔は “ 赤いダイヤ ” と呼ばれたことがありました。私は、この豆を見ると、赤飯・オハギ・オシルコ・饅頭・大福餅・最中・鯛焼き・アイスキャンデー・かき氷‥‥‥‥色々と思い出します。