“ ぶらり自然観察人 ” 北総の里山 晩夏へ!
猛暑の夏、真っ最中!。熱中症にかかりそうな日が続いていますが、 “ オリンピック ” のメダルラッシュも手伝って、日本中が余計に熱くなっているようにみえます。電力不足を気にしながら、テレビを見る時間も、つい、長くなりがちです。 “ オリンピック ” は、あと数日で終わりますが、それと共に秋の気配を感じる季節、少しは涼しくなるでしょうか!?。
《 里山風景 》
田に舞い降りる 「 ダイサギ 」
「 ミソハギ(禊萩) 」 の群生
《 野生植物 》
〈 樹 木 〉
「 タラノキ(楤木) 」 の花
日当たりの良い山野に生える落葉低木です。枝や葉に鋭い棘があります。若芽は山菜の代表格で、天麩羅にして食べると美味しいですが、採取するときは枯れてしまわないように、半分は残すようにしたいものです。また、有毒の「ウルシ(漆)」に良く似ているので気を付けましょう。
薬用としては、樹皮は糖尿病・胃潰瘍・神経痛に薬効があります。
「 エゴノキ 」 の若実
〈 草 〉
「 オモダカ(面高) 」 の花
水田や湿地に生える多年草です。地中に走出枝(ライナー)を伸ばし、その先端に球茎を作ります。変種の「クワイ」は球茎が大きく、食用にされています。
「 ガマ(蒲) 」 の穂
池沼の縁や湿地に生える大形の多年草です。花は、上部に雄花が、その下に雌花が着きます。この時期になると雄花は軸だけが残り、雌花は成熟して太くなります。多数の毛を着けた小さな実は、晩秋になると綿の塊りように見えます。
薬用としては、花は打撲・出血・尿路結石などに薬効があります。
「 ヘクソカズラ(屁糞蔓) 」 の花
日当たりの良い藪や林縁などに生える、蔓性の多年草です。花などを揉むと悪臭がするので、この名が付いたと云われていますが、屁糞と云われるほどの匂いではありません。真に不名誉?な名を頂戴しましたが、花は結構美しく、薬用にもなるので屁糞どころではありません。
薬用としては、葉や茎は下痢・黄疸に、果実は霜焼けに薬効があります。
「 ソグス 」 の花
山野などに生える大形の多年草です。地下茎を伸ばして繁殖します。葉が「ニワトコ」に似ているので、別名「クサニワトコ」とも呼ばれています。根や葉は浴用・薬用に利用されています。
「 ヤマユリ(山百合) 」 の花
この植物の特徴は、前にも取上げましたので説明を省きますが、今では日本中で盗掘に遭っており、絶滅が心配されている地方も出てきました。この辺りでも、彼方此方を探し歩いたのですが、殆ど壊滅状態でした。僅かに見られたのは、人の登れない急峻な崖地と、人によって保護されている場所でした。
※ 崖の急斜面に数株が咲いていました(撮影は望遠レンズを使用)。
※ 丘の斜面の群生。
地元の人達(所有者?)により、手厚く保護されていました。
《 昆 虫 》
〈 蝉 〉
「 アブラゼミ 」
※ オス & メス
「 ニイニイゼミ 」
※ メス & オス
〈 蜂・虻 〉
「 キアシブトコバチ 」
《 園芸植物 》
〈 樹 木 〉
「 ムクゲ(木槿) 」 の花
中国原産の落葉低木です。古くから庭木として植えられ、花の色や八重咲きものなど、多数の改良品種があります。
薬用としては、樹皮は水虫に、蕾は胃炎・下痢に薬効があります。
〈 草 〉
《 農作物 》