“ ぶらり自然観察人 ”  北総の里山  真夏へ! ( パート3 )

里山風景 》

森の中の 「 電波塔 」
携帯電話の電波中継塔でしょうか?、今では知らぬ間に、彼方此方にこのような塔が立っています。自然景観の破壊と取るか、科学文明の恩恵と取るか、難しい問題ですね。私自身も、此処にこんな物は無いほうが‥‥、と、考えながらも、無意識のうちに携帯電話を使用してしまいます。



《 野生植物 》

〈 草 〉

ヤマホトトギス(山杜鵑草) 」 の花
山野の林の中に生える多年草です。茎の先端から花柄を伸ばして花を着けます。紅紫色の斑点は疎らで、花弁は反り返ります。


※ 参考写真: 「 ホトトギス(杜鵑草) 」
葉の根元から花柄を立ち上げ花を咲かせます。紅紫色の斑点は密にあります。これは自生種の写真ですが、園芸品種はこの種を元にして品種改良したものが多いようです。


「 コヒルガオ(小昼顔) 」 の花
日当たりの良い野原や道端に生える蔓性の多年草です。花や葉が 「 ヒルガオ(昼顔) 」 より小さいので、この名が付きました。



「 ヌスビトハギ(盗人萩) 」 の花
山野の林縁などに生える多年草です。小さい可憐な蝶形の花を、やや疎らに咲かせます。 “ 盗人の忍び足 ” のような果実を着けるので、この名が付いたと云われていますが、 “ 盗人の忍び足 ” とは如何いうものでしょうね?。Bの字を変形したような形の実は、熟すると二つに別れ、密生した鈎毛で獣などに着いて運ばれます。人の衣服にも、びっしりと着きますので、落とすのが厄介です。



「 アキカラマツ(秋唐松) 」 の花
山野の草原などに生える多年草です。枝分かれした茎の上部に、小さな黄緑色の花を着けます。花弁はありませんが、たくさんの葯の着いた雄しべが垂れ下がるので、花が全開すると全体に黄色く見えます。



「 ワルナスビ(悪茄子) 」 の花
アメリカ原産の多年草です。昭和時代の初期頃に関東地方で発見された「ナス」の仲間の帰化植物です。茎や葉に棘があり、地下茎で増える繁殖力の強い植物で、農家の嫌われもの、名前にも表れています。



〈 樹 木 〉

「 クリ(栗) 」 の若実
山地に生える落葉高木です。果実は古い時代から食用にされ、栽培もされてきました。自生種は果実が小さく、改良品種と区別するために「シバグリ」とも称しています。
薬用としては、果実は食欲不振・下痢・足腰軟弱に、葉は湿疹などに、イガはリンパ腺腫れに薬効があります。



「 ウワミズザクラ(上溝桜) 」 の若実



ハナイカダ花筏) 」 の実



《 昆 虫 》

〈 甲 虫 〉

ゴマダラカミキリ



「 ヒメコガネ 」



「 ノコギリカメムシ



「 ホソハリカメムシ 」 と 「 ソバ(蕎麦) 」 の花



〈 飛蝗の仲間 〉

「 ナナフシ 」
以前から探していたのですが、擬態が上手くて、自然の中ではなかなか見つけられず、やっと撮影できました。体長は10cmほど、別名「ナナフシモドキ」とも云われています。



ハラビロカマキリ 」 の未成熟体
まだ翅が生えていないので飛ぶことは出来ませんが、見かけによらず性格は獰猛です。かなり大型の蜂でも捕らえて、ムシャムシャと食べてしまいますが、時には刺されたり、噛みつかれたりで、痛い目に遭うことも‥‥。


※ 擬態 : 私が近づいたので、前脚を木の枝のように伸ばして、騙したつもり?。


※ 威嚇 : こちらは騙せないとみたのか、尻を立てて睨みつけています。



「 ツユムシ(?) 」 の未成熟体



〈 蛾 〉

「 アシベニカギバ 」



「 キナミシロヒメシャク 」



「 マエキヒメシャク 」



「 ? 」 の幼虫
日陰でも毛が黄金色に輝いてみえました。何の幼虫だか分かりませんでしたが?。チョット気持ち悪い!?!?。



〈 蝿・蜂 〉

「 オビキンバエ 」



「 ジガバチ 」



〈 その他 〉

ニホントカゲ



「 アリグモ 」
蟻にそっくりの 「 ハエトリグモ 」 の仲間です。



「 セトウチマイマイ? 」