“ ぶらり自然観察人 ” 北総の里山 真夏へ!
先週に入り、関東地方も梅雨明けになりましたが、いきなり猛暑に見舞われ、気温が40度近くにもなった地方もありました。
そんな時期に、住んでいる地域の勤労奉仕、草刈りと樹木の剪定を頼まれ、1日ぐらいならと安易に考えて参加したのですが、炎天下での作業が3日間かかり、頭を水道蛇口の下に突き出して水を被り、冷たい飲物を胃に流し込み、鉄板焼きのようになりながらの作業になってしまいました。
お陰様?、で、頭は半熱中症!、腹は水膨れ!、体は筋肉痛!、数日間は後遺症でパソコンに向う元気も出ず‥‥の状態でした。やはり、齢なのかなぁ?。
と、云う訳で、1週間ぶりのブログになってしまいました。
《 里山風景 》
「 リサイクルセンター 」 遠望
巨大な白亜の建物と、高い2本の塔(煙突)が城砦のように見えます。青い空をバックに、緑と白のコントラストが印象的でした。
《 野生植物 》
「 コマツナギ(駒繋ぎ) 」 の花
野原や土手などに生える草のような小低木です。「マメ科」の仲間で、根や茎が馬を繋いでおけるほど丈夫なので、この名が付きました。良く似た「クサフジ」は草本植物に属します。
「 コブシ(辛夷) 」 の若実
早春に咲く純白の美しい花、それに比べて果実はグロテスク、晩秋にはドス黒くなり一層酷くなります。
「 ツリバナ(吊花) 」 の若実
秋になると果皮は赤くなり、クスダマのように5つに裂け、赤い果実が現れます。
「 コクサギ(小臭木) 」 の若実
山地の谷間などに多く生える落葉低木です。枝や葉を揉むと特有の臭気が出るので、この名がつきました。黄緑色の小さな花を咲かせます。雌雄別株で雄花は房状にたくさん着きますが、雌花は1個づつです。一つの花に実が4個着くので不思議です。熟すると中から黒い実が現れます。
この木の、もう一つ不思議なことは、葉の着き方は互生なのですが、片側に2枚づつ続けて着けることです。
《 昆 虫 》
〈 蝶 〉
「 キマダラセセリ 」
〈 蛾 〉
「 ウスサカハチヒメシャク? 」
「 ウスキクロテンヒメシャク 」 にも良く似ているので、 “ ? ” 付きですが‥‥。
「 ヨツスジヒメシンクイ 」
体長5mmにも満たない蛾の仲間です。
〈 蜂 〉
「 オオセイボウ 」
やっと出会った美しい体を持つ蜂の仲間ですが、動きが速く写せたのはこれ1枚だけ。慌てたせいでボケ写真になってしまいましたねぇ。
〈 虻 〉
「 ツマグロコシボソハナアブ 」
蜂のような小さな虻の仲間です。
〈 蝿 〉
「 アシナガキンバエ 」
金色に光り美しい体の蝿ですが、小さ過ぎて写真のピントが上手く合いません。
「 ヤマトマダラアシナガバエ 」
これも美しい蝿の仲間ですが、やはり小さいので写りは良くないですねぇ。
〈 甲 虫 〉
「 ナガヒョウタンゴミムシ 」
「 コガネムシ 」
「 ヨツスジハナカミキリ 」
花のベッドで、お寛ぎ中のところ、お邪魔いたしましたっ!。
「 ホシハラビロヘリカメムシ 」 vs 「 クロヤマアリ 」
突然の出会いで、両者共に面食らっているところ。