“ ぶらり自然観察人 ”  北総の里山  「サシバ」 と 「カラス」 の空中戦!

今日は、町の最北側の里山へ、田圃の稲もスクスクと育ち始めました。長閑に見える風景の里山ですが、生き物たちが生きるために、必死に戦いをしています。
初めて訪れた場所ですが、途中の農道で「サシバ」と「カラス」の戦いに遭遇しました。これまでに「ノスリ」・「オオタカ」・「チョウゲンボウ」などの猛禽類と「カラス」の空中戦は、何度も見ていますが、「サシバ」は初めてです。
私の観察した中では、戦闘巧者の「カラス」は、自分より大型の「ノスリ」や「オオタカ」などに対抗するときは、数羽の集団で臨みますが、「チョウゲンボウ」や「サシバ」のような、自分より小型の猛禽類には、単身で戦いを挑むようです。見ていると、憎らしいほど戦い方が上手く、頭の良さは認めざるを得ません。



“ 「サシバ」 と 「カラス」 の空中戦! ”  ドラマの里山舞台



第1ラウンドの空中戦
サシバ」の巣の周りで繰り広げられていました。「サシバ」は番(ツガイ)と思われる2羽と、一回り小さく今春に誕生したと思われる1羽の計3羽。「ハシボソ?ガラス」は特別に体の大きい1羽が戦っていました。「サシバ」の父鳥と思われる1羽は、少し離れたところから「カラス」にアタックを繰り返し、母鳥と思われる1羽が子鳥の傍に付き添い守っているようです、「カラス」は子どもを狙っているのでしょうか?。
サシバ」の母鳥が攻撃をされ、地上に舞い降りてしまいました。打撃を受けたのでしょうか?、子鳥は一目散に森のなかへ!、立ち直った母鳥も子鳥が避難した方向を目指して、飛び去りました。何故かホッとした気持ちになりましたが、ここまでが第1ラウンドです。
あっ!、しまった!、写真を撮ることを失念していた、失敗、失敗、カメラマン失格です。



第1ラウンド終了、休憩タイム?
サシバ」は自分の巣の上で、「カラス」は隣の木の天辺で睨みあい。観察に夢中で、「カラス」の方を撮影するのを忘れました。



第2ラウンド開始
大空を舞台に1対1の激しいバトル!。どうやら、「サシバ」の父鳥は家族を守るために、作戦変更をしたようです。「カラス」を時々攻撃し、誘いながら、だんだんと巣から遠ざかって、見えなくなりました。「サシバ」も、なか、なか、頭が良いようです。