“ ぶらり自然観察人 ”  [ ふなばしアンデルセン公園 ] の花 (パート2)

最近までは、今や希少植物となりつつある、日本産の山野草を探して写真を撮ってきましたが、春の訪れが遅れて自然観察がままなりません。
そこで、少々道草をせざるを得なくなりましたので、園芸品種の写真を撮り始めました。[ふなばしアンデルセン公園]には、常に季節の花が植えられ、恰好の撮影場所です。面白みは少々欠けますが、探して歩く苦労も無く、園芸品種も勉強しておいた方が良いのかも知れませんので‥‥。


アネモネ
和名は「ボタンイチゲ」、原種は地中海沿岸が原産地の多年草、改良種は色々とあるようです。2月22日付け記事の時、この種類はまだ咲いていませんでした。



「クリサンセマム」
洋花は舌を噛みそうな名前が多くて困りますね。アルジェリア原産の越年草で菊の仲間ですが、白花のこの種は「ノースポール」。和名は無く、学名で呼ばれています。



「クロッカス」
和名は「ハナサフラン」、ヨーロッパ中南部が原産地ですが、原種の花は紫色で、黄色の花は交雑種だそうです。



「ポピー」
原種はヨーロッパ東部原産の越年草で、和名は「ケシ」と云われています。薬用としては重要な植物ですが、麻薬の原料にもなるので一般の栽培は禁止されています。このような園芸品種は、どのような条件で許可されているのでしょうか?。それにしても、大型で色彩豊かな花は魅力的です。






ラナンキュラス
和名は「ハナキンポウゲ」、原種はヨーロッパ南部・西アジアが原産地の多年草で、5個の黄色い蕚が花弁状に咲きます。改良種は重弁でいろいろな色があり、冬の間は温室で育てられます。防寒用の覆いをしてありましたが、寒さに弱いようです。なか、なか、豪華な花ですね。




「ラッパズイセン(小型種)」
原産地は地中海沿岸地方ですが、相当古い時代に中国を経由して渡来したようです。先日、NHKの大河ドラマ平清盛 ” を見ていましたら、「スイセン」が出てきました。園芸品種と区別するために「ニホンズイセン」と呼ばれるようになったそうです。「ラッパズイセン」の仲間も地中海沿岸地方が原産のようです。
2月22日付け記事の時には、この小型の種類はまだ咲いていませんでした。品種名は今のところ分かりません。



「ヨウシュクモマグサ」
日本の「クモマグサ」は夏に咲く高山植物です。「ヨウシュクモマグサ」は何処が原産地かは分からなかったのですが、「クモマグサ」の仲間でしょうね。早春の気候が高山に似ているので、花を咲かせたのかも知れません。