“ ぶらり自然観察人 ”  もう直ぐ里山にも春が来る!

このところ雑用に追われ、少々疲れ気味で自然観察を休んでいましたが、一週間ぶりに里山へ出かけました。春は、まだ、まだ、と思っていたのですが、木々の新芽は緑色を帯び始め、日当たりの良い場所では、草々が顔を出してきていました。
春は自然観察だけではなく、山菜取りの楽しみがあります。古代から “ 春の七草 ” と云われてきた植物の他にも、たくさんありますね。今回は「フキノトウ」と「ギシギシ」を摘んできましたが、我が家の健康食品として、いつも重宝しています。特に「ギシギシ」は、根元に「ジュンサイ」のような “ 粘々の液体 ” があり、「丘ジュンサイ」とも云われていますが、その “ 粘々の液体 ” が、特に便秘症(失礼!)の人には効能を発揮するようです。
「ギシギシ」は新芽を切り取っても繁殖力が旺盛、次々に新しく生えてくるので、絶滅の心配もありません。
我が家では数年来、調理方法を工夫してきましたが、一番ポピュラーな料理は “ テンプラ ” でしょう、強火でカラッと揚げるのが “ コツ ” のようですね。今回はチョット違った簡単な料理を考えてみましたので、写真にして下に掲載しました。


美味しい山菜「ギシギシ」

※田畑や小川の土手に生えている状態


※採取したギシギシの新芽


※ギシギシの塩昆布和え


※ギシギシの酢味噌和え


※ギシギシとコンニャクの胡麻味噌和え



フキノトウ
「フキ(ノトウ)」は我が家の貴重な健康食品ですが、最近は野生のものが少なくなってきたようです。



在来種の「シロバナタンポポ
日本の在来種、主に関西以西に分布。関東地方には少なく、他種のように大群落にはなりません。一株に一輪の花が咲いていましたが、この辺りでは殆ど無くなりました。これも間もなく消えていくのでしょうね。



在来種の「カントウタンポポ
日本の在来種、主に関東地方に分布。「セイヨウタンポポ」に似ていますが、花の付け根の総苞外片と呼ばれる顎片が反り返りません。繁殖力が弱く激減してしまいました。



帰化植物の「セイヨウタンポポ
ヨーロッパ原産、明治時代に渡来した帰化植物。「カントウタンポポ」に似ていますが、花の付け根の総苞外片と呼ばれる顎片が反り返ります。繁殖力は旺盛で、「タンポポ」は、この種を指すようになりそうです。



野生化した「クロッカスの花」



まだ、残っていた「木の実」



「キノコの一種」



ツグミ



カワラヒワ