“ ぶらり自然観察人 ”  留鳥が見られるだけでも救われた気持ち?

メジロ 」 木の実の食べ方
『今年は「メジロ」が少ないねぇ』、長年自然観察を続けて来た人、健康のために歩く人ともに、その様に云われます。私は見つけようと思って観察していますので、「メジロ」などの留鳥は、それほど少なくなったとは思っていないのですがね。渡り鳥が極端に少ない年です、「メジロ」でも良いから出会えたら、良しとしなければならないでしょう。
メジロ」が2羽、「ムクノキ」の実を食べにきていました。あまり美味しそうではありませんが、食べ物の少ないこの季節、鳥達にとっては貴重に食料なのです。「ツグミ」のような中型の鳥は、実一個を一口で食べてしまいますが、「メジロ」のような小型の鳥は、一口では食べられず、細い枝の先端になっている実を、苦労して少しずつ啄ばみます。その姿が何んとも云えない愛らしさを感じるのです。











「 スズメ 」 が多くなった?
『今年は「スズメ」が多くなったねぇ』、長年自然観察を続けて来た人、健康のために歩く人ともに、その様に云われます。はたして、そうでしょうか?。私は他の冬鳥が少ないので、目立つのではないかと考えています。「スズメ」は年々減り続けています。その大きな原因は人為によるものですが、人間の生活に関わる事なので、何んとも云いようがないのです。
「スズメ」は人間の傍で暮らし、しかも、農作物を食べるために害鳥扱いをされてきました。昔の話ですが、霞み網で一網打尽にしたところ、農作物に虫がたくさん発生して、反って大被害を受けた、と、聞いたことがあります。
あまりにも見慣れた小鳥で、普段はあまり注目されていませんが、少なくなり「姿が見えなくなると寂しいねぇ」と云う人は多いのです。改まって見ると、けっこう紳士的みえませんか?。