“ ぶらり自然観察人 ”  沖縄旅行の2日目 ( パート3 )  [ 珊瑚礁の海とグラスボート・嘉手納基地 ]

[ グラスボート ]とは何だろうと思っていましたら、モーターボートのような船に屋根や覆いをかけ、船底の真ん中に60cm×180cm程の大きさの透明な板ガラスを張り、その周りに20人ぐらい座れる椅子が設けられていました。いわゆる、大きな水中眼鏡といったところでしょうか。そこから水中が見られるように造られた船でした。


珊瑚礁の海とグラスボート ]
珊瑚礁の魚
[ グラスボート ]から覗いた珊瑚礁と魚は素晴らしく、皆、感嘆の声を挙げて覗き込んでいましたが、ガラスと水を通しての写真撮影は難しく、実際に目で見た感動的な画像にはなりませんでした。あらためて人の目の精巧さに驚いているところです。そして、感じたことは、美しい珊瑚礁は壊してはならない、たとえ国土防衛の大儀名文があろうとも、知恵を振り絞って対処しなければならないのではないでしょうか‥‥。





珊瑚礁の海岸
珊瑚礁を見た後、観光バスの出発時間に多少の余裕がありましたので、海岸の岩場で植物探しをしました。さすがに南の島、今まで見たことの無い草や木が、岩にへばりつくように、花や実を付けていました。
「 岩場 」


ノアサガオの花 」


「 ホソバワダンの花 」


「 木の実 3種 」




那覇市国際通りのひと時 ]
公園のアコウの木
幹や枝のあちこちから根を生やしています。生きる為とはいえ、自分で首や胴を締め付けている感じです。


昼食を摂った琉球料理の店



[ 嘉手納基地 ]
2日目最後の見学場所です。「聞くのと見るのとでは大違い」とは、この事でしょうねぇ。 “ 道の駅かでな ” の屋上展望台から見た米軍基地は、真に広大で、4000m級の滑走路が2本、その奥の巨大な軍用機格納庫や諸施設などが霞んで見えました。写真は望遠レンズを使用して撮影しましたが、それでも小さく写っています。バスガイドさんの説明では、総面積604万坪、甲子園球場の500倍、成田国際空港の3.5倍、東京の品川区とほぼ同じ大きさ、とのこと、その広さには度肝を抜かれる思いでした。そして、沖縄の人達が一番に訴えたいことは、この事ではなかったのか?、と、心底から沖縄の人々を応援したくなりましたねぇ。



地上から望遠レンズを使って撮影した、高い基地の塀、その向こうはアメリカなのです。誰かが「ベルリンの壁みたい」と云ったそうですが、正にその通りかも知れません。