“ ぶらり自然観察人 ”  沖縄旅行の2日目 ( パート2 )  [ 沖縄の駅ちゃんぷるーの琉球村 ]

先に訪れた鍾乳洞で、衣類に湿気を帯びてしまい、風でもひくと厄介だなぁ、と、思ったのですが、幸い気温が20度を越える暖かい島なので、着たまま乾燥に任せることにしました。
琉球の民家は、昔の写真集などから想像していたイメージとは大分違い、今は主に鉄筋コンクリート造に変わっていました。台風の多い島のことですから当然の成り行きでしょう。しかし、古き良き時代のものが消えてゆく、何か寂しい気分にもなりますが、観光客の我儘でしょうか?、年のせいでしょうか?。


琉球村入口のシーサー 」
現代版のシーサーですが、それなりに貫禄をみせ、睨みをきかせていました。魔物から家などを守る像、民家のみならず、公共建築物・公園・観光地・商業ビルなど、いたるところの門や屋根に設置されていました。



琉球村入口の瓦塀 」
沖縄特有の赤瓦を重ねて造られていました。コンクリートの塀より、よほど “ まし ” だと思いますが、少々地震が気になります。



「 明治時代の民家 」
国・登録有形文化財(重要文化財のことでしょうね)と説明板に書かれた民家が7棟ほど、島のあちこちから集められ、この琉球村に移築されていました。永久保存のためには良い方法と云えるでしょう。文化財好きの私としては一箇所に纏まっていて、それなりに有難いのですが、本音を云えば、人々が文化財の建物で生活をしているところが見たかったのです。まあ、観光客の我儘ですよ。



「 民家のシーサー ( 明治時代初期〜中期 ) 」
民家の屋根に1基、または、数基のシーサーがあがっていました。さすがに古い時代のものは、素朴でユニーク、自由闊達な発想の作品ですね。信仰心の深さが伝わってきます。








「 民家で蛇味線教室 」
文化財の建物の中で、面白い顔のお兄さんが、数人の観光客に蛇味線の弾き方を教えていました。



「 民家で機織の実演 」
文化財の建物の中で布を織っていました。観光用と云うことでしょうか?。



「 陶器類を焼く登り窯 」
復元された窯でしょうね、実際に利用されているのでしょうか?。隣に大きな工房があり、いろいろな器やシーサーなどの作品が作られていましたが‥‥。



「 働かない? 水牛 」
観光用に飼われている?、私が傍に寄っても無関心でした。


「 フール ( 豚の飼育小屋 ) 」
説明板に、『 国・登録有形文化財 』 フール と書かれていました。(以下、説明文)
『「フール」とは昔、屋敷内にあった豚の飼育小屋のことです。南中国から伝来したといわれています。石積みの区画がなされ、屋根は石造りアーチ型や茅葺がありました。1816年頃、都市衛生上、遺憾な点があるとして、区長の立会いのもとで各家庭のフールのトゥーシヌミー(エサを入れる穴)は潰し、新規にフールを造ることが禁止されました。沖縄の民家の施設の特質的なものですが、戦後はみられなくなりました。』


獅子頭
通路のガラス張りケース内に展示されていました。かなり古そうで愛嬌たっぷり、本土の獅子頭とは雰囲気が違いますね。どこかで見たような顔?、そうだ、昨年の新春に[ 房総のむら ]で見た、農村歌舞伎の獅子の顔でした。


参考写真: [ 房総のむら ] 農村歌舞伎の獅子舞
こちらの獅子頭は角があり、頭髪が長いですねぇ、似ているのは雰囲気だけかなぁ?。



ジャコウアゲハ
※オス
沖縄に来て初めて出合った蝶です。「リュウキュウツワブキ」の蜜を吸いに来ていました。天気が悪いうえに、花から花へ飛び回るので、良い写真にはなりませんでした。体内に毒を蓄えているので天敵に捕食され難く、普通はゆったりと飛ぶのですがねぇ。


※メス
メスにも出会えるとはラッキーでした。こちらは木葉の上で一休みしていました。



イソヒヨドリ
この鳥も沖縄に来て初めて出会いました。イベント会場の建物内に来ていたのですが、薄暗いうえ黒っぽい姿、フラッシュを焚いて撮影しましたが、見られる写真は、これ1枚だけでした。



「 名の不明? の花 」