“ ぶらり自然観察人 ”  沖縄旅行の2日目 ( パート1 ) [ おきなわワールド の鍾乳洞 ( 玉泉洞 ) ]

朝からどんよりと曇った天気、雨が降らないだけ儲けもの、と、沖縄南部の見学に出かけました。観光バスを利用してのツアーなので、誰でもが一度は訪れる観光地なのでしょう。しかし、私にとっては南の国 (島) 独特の風景・植物・文化・町並み等々、初めて見る珍しいものばかり、“ おのぼりさん気分 ” よろしく、感動の連続で、最初に訪れた[ おきなわワールドの鍾乳洞 ]見学では、観光バスの出発時間に遅れそうになり、大慌てでした。


玉泉洞は、我々ホモサピエンスがアフリカで誕生するはるか昔、30万年という気の遠くなるような自然の営みが創り上げた鍾乳洞です。
1967年3月、沖縄がアメリカ統治にあった頃、愛媛大学学術探検部の調査隊山内浩教授によって玉泉洞の最初の探検・調査が行われ、その全貌が明らかにされました。
鍾乳石の数は100万本以上で国内最多、全長は5000メートルで国内最大級といわれる天然記念物の玉泉洞は、県民で知らぬ人がいないほどの有名な観光鍾乳洞となりました。現在890メートルを公開、残りのエリアは研究用として保存されています。
珊瑚を主成分とした琉球石灰岩でできた玉泉洞は、県外の鍾乳洞にくらべ鍾乳石の成長が早く、3年に1mmというスピードで成長しています。
鍾乳石の成長が早い理由は、沖縄の気候が影響しています。熱帯・亜熱帯地方の気候は多量の雨水をもたらします。また、土中の微生物はあたたかい地域のほうが活発に活動するので、より多くの二酸化炭素を排出します。雨水はその二酸化炭素を取り込んで弱酸性となり、石灰岩を溶かし込んでいきます。
最後に雨水は洞窟の空間へと染み出し、水と石灰岩の成分が分離して鍾乳石が形づくられていきます。(おきなわワールドのホームページより)


「 鍾乳洞入口の木 “ ホウオウボク ” 」
南国の自然植物は常緑で、本土とは全く異なり、同じもので目に付いたものは「ススキ」ぐらいのものでした。穂がついてはいましたが葉は青々としており、枯れることがあるのか?、と、余計な詮索も生じましたねぇ。


この木には、特大の「マメ科」植物のような実がなっていました。



「 鍾乳洞の鍾乳石 」
鍾乳石の形・色・大きさは様々で、大変面白く、興味深々、見入ってしまいましたねぇ。







「 鍾乳洞の建物に飾られた “ シーサー ” 」
休憩用に造られたのでしょうか?、東屋(あずまや)風の建物の屋根に “ シーサー ” が乗っていました。このような所にまで沖縄を強調してあるとは!、妙に感心させられましたねぇ。



「 鍾乳洞に流れ落ちる滝 」
地下にも滝があるとは?、ビックリです!。



「 鍾乳洞を流れる川 」
底は浅いのですが、幅は割りと広く、水が澄んでいました。ちょっと飲んでみたくなりましたねぇ。



「 鍾乳洞の川に住む魚 」
地底の川に生物が住む、テレビなどで見たことはありますが、実際にこの目では始めての体験で、ここでもビックリ!。カメラのフラッシュ光の角度で目が青いことも分かり、2度目のビックリ!。おそらく目は退化して見えないのではないでしょうか?。それにしても、このような地底の川に何処から入り、何を食べて生きているのでしょうか?、家に帰ってから種類を調べましたが、「ドウクツギョ科の魚」としか分かりませんでした。