“ ぶらり自然観察人 ”   皆既月食の日

2011年12月10日の深夜、皆既月食が日本全域で観測されました。前日から雨模様の空を心配していましたが、午後にはすっかり晴れ上がり、皆既月食の撮影がうまくできるか考えながら、ぶらりと近場の散策に出かけました。短時間のうえ雨あがり、特に面白い光景には出会えませんでしたが‥‥。


「ツルウメモドキの実」
11月24日付け記事に取り上げた「ツルウメモドキ」の実が完熟し、堅果が3つに割れて、赤い可愛らしい種子が顔を出していました。些細なことのようですが、新しい発見をしたようで嬉しくなりますねぇ!。
※今回撮影した写真


※11月24日付け記事のときに撮影した写真



イチョウの落葉」
散策コースにあるお寺の境内、小さなお堂の屋根に降り積もった落ち葉が印象的でした。



「柿の実とムクドリ
野鳥も熟した柿の実は大好きで、柿の木に「ムクドリ」など、見慣れた鳥がきていました。この鳥は「カラス」・「ヒヨドリ」・「スズメ」と同様に、どうも生態が好きになれず、あまり撮影意欲も湧きません。私の偏見かもしれませんがねぇ?。ところが、この「ムクドリ」は、チョット、男(?)らしく見えましたので撮ってしまいました。




自衛隊の練習機」
近くに自衛隊の駐屯地があり、天気の良いときは、空挺団落下傘部隊(正式名称は知りません)の航空機が、同じコースを一日中飛び回っています。低空飛行をするので轟音には悩まされますが、皆お国のため?だと我慢をしているようです。いつもは写真を撮る気にもなれないのですが、今日は「皆既月食」の起こる日なので、空が気になり、写真を撮ってしまいました。まぁ、それなりに、かっこ良いのですがねぇ‥‥。




皆既月食の月」
せっかくのチャンスだったのですが、薄く雲がかかっていて月の光が弱く、皆既状態の良い写真が撮れませんでした。せめてもの慰めは、雲のお陰で月輪のような光景になり、ただの月ではなくなったようです。それと、皆既日食と違って、またチャンスがあるかも知れないと、楽観的ですが‥‥如何でしょう?。
少々話がそれますが、私が皆既日食を見たのは小学生の時で、半世紀以上も前のことです。今では煤をつけたガラスは、目に危険だと云われていますが、その頃はその方法しかなく、適当な大きさのガラス片を手に入れるために、苦心をしました。素晴らしいコロナが見られましたけどねぇ。なにしろ、一生に一度見られたら幸運、と、云われていましたのでねぇ。この辺り(北関東・北陸)の次のチャンスは、2035年9月2日だそうですが、残念ながら、私の見られる確率は0(ゼロ)に近いでしょうねぇ。
月食直前の写真   薄くかかった雲が光り、月輪のようです。それなりに美しい画像だと思いますがねぇ。えっ、自己満足?。


月食が始まった直後の写真   まだ、何とか形を保っています。


※月がほぼ半欠けの写真   もう、駄目、シャッタータイムが長すぎて、月が移動しています。ボケの始まりです。