“ ぶらり自然観察人 ”  疲れ回復気味の一日 ( パート5 )

久しぶりで晴天になりました。体内に潜む “ 自然観察虫 ” が騒ぎ始めたので、思いきって元の散策距離(10km以上)に再挑戦しました。結果は足がもう少々‥‥ですが、まぁ、まぁ、と云うところでしょう。また、頑張るぞぉ!、と、 “ 自然観察虫 ” が勝手に張り切っておりますので‥‥。


「?の黄葉」
老人ホームの庭で、陽光を浴びて鮮やかに輝いていました。何んという木なのでしょうか?。



「?の花」
農家の庭に咲いていました。高さは3mほどありましたかねぇ?、花が美しいので撮影しましたが、例により園芸品種の名は分かりませんので‥‥。



「ミカンの実」
民家の塀から溢れんばかりに鈴なりになっていました。


写真を撮ろうとしたら、 実に“ とらないで ” と書いてあり、一瞬、ドキッ!、としましたが、意味が違うだろうと勝手に解釈し、しっかりと撮らせてもらいましたょ。



「ザクロの実」
畑の隅に大きな「ザクロ」の木があり、特大の実がたくさんなっていましたが、収穫の時期が過ぎていて、あまり美味しそうには見えませんでしたねぇ。最近の農家では食料が満たされているのか、それとも手が足りないのか、鳥の食料してあげようとの暖かい配慮なのか分かりませんが、「ウメ」・「クリ」・「カキ」・「ミカン」などの果物を収穫しないようで、真にもったいない、と、余計な心配をしております。こちらは何時でも頂く?準備はできているのですがねぇ。



「イボタロウノキの実」
林縁に生える落葉低木、5〜6月に小さな白い花が枝先にかたまって咲きます。「イボタガ」の幼虫「イボタロウムシ」の食草で、樹皮に寄生してできた “ 水蝋(イボタろう) ” は、止血剤に使われています。以前、植物観察会に参加したとき、講師の先生から、この蝋は良質の油になるので、コンピュータの排気ファンのモーターオイルに利用されていると聞き、しきりに感心したことを思い出しました。大量に採れるとは思えませんので、今は如何なんでしょうかねぇ?。
「イボタガ」の成虫は、4〜5月ごろ発生し、独特の模様のある翅を持ち、開帳幅10cmにもなる大きな蛾です。一度見てみたいと思い探しているのですが、残念ながら、今のところ見つかっておりません。いつか出会えるかもしれないので、諦めませんよぉ!。



「クロガネモチの実」
山野に生える雌雄別株の常緑高木ですが、やはり南方系照葉樹の仲間のようです。5〜6月頃、葉の付け根に薄紫色の小さい花をつけますが、あまり目立ちません。葉は内側に折れて船形になっているのが特徴です。



ゴンズイの実」
山地などに生える落葉小高木です。5〜6月頃、枝先に黄白色の小さい花を多数つけます。熟した赤い実は袋果で、割れると愛嬌のある黒い光沢の種が現れます。殆ど実が落ちてしまっていて、良い写真が撮れませんでしたが、何とか説明用にはなると思いますがねぇ?。



「サルトリイバラの実」
山野に生える雌雄別株の蔓性落葉低木です。蔓状の茎に棘があるので、この名が付けられたらしいのです。4〜5月頃、葉が開くと同時に、黄緑色の地味な小さな花がかたまって咲きます。



「ツブラジイの実」
山地に生える雌雄同株の常緑高木です。南方系照葉樹の代表的な樹木ですが、お馴染みの “ ドングリ ” のなる “ 椎の木 ” の仲間で、堅果が丸いことからこの名が付いたようです。写真で見えている実は、殻斗と云われる鞘のようなものですが、熟すると裂けて黒く硬い種(堅果)が現れます。大昔から食料として重宝がられてきた “ 椎の木のドングリ ” ですが、「スダジイ」と同様に、炒って食べると美味しいですよぉ!。



「ノイバラの実」
山野などいたるところに生えている落葉低木です。以外?にも水辺にもけっこう多く見られます。云わずと知れた鋭い棘のたくさんある植物ですが、春に咲く白い花は美しいですねぇ。秋には小さな赤い実がつきます。


※参考写真:春に湿地帯の中でポツンと一株、花を咲かせていました。



ハナミズキの実」
アメリカ原産の落葉小高木です。1912年、東京都からワシントンに「サクラ」を寄贈しましたが、返礼として贈られてきたのだそうです。意外と歴史は新しいのですが、今では古くからあった樹花ように、一般的に愛でられていますねぇ。花びらに見えるのは、総苞片と云われ額片の一種だそうで、原種は白色、色つきのものは園芸品種だそうです。春に咲く花は美しいですが、秋の赤い実もそれなりに美しく、野鳥の好物でもありますねぇ。つい、つられて食べてみたくなりますが、その味は?‥‥。写真は林の中で野生化したものを撮影しました。



「モッコクの実」
普通は暖地の海岸近くに生えている常緑高木だそうですが、今では庭木としても広く普及しています。やはり、この木も照葉樹なのでしょうか?。白い小さな花は、葉の付け根に下向きに数個ずつ咲きます。種は赤い鞘の中に数個入っています。



ハシボソガラス
東京の街中で色々と悪さをして、人を困らせているのは、嘴の太い「ハシブトガラス」と云われる種ですが、この辺り(船橋北部)に生息する烏は、嘴の細い「ハシボソガラス」です。植物の種を主に食べるために、嘴が細くできているそうですが、なか、なか、どうして、けっこう獰猛なのです。東京の「カラス」よりは、ずうずうしくは見えませんがねぇ?。今までに一度も撮影意欲の湧かなかった鳥ですが、ちょっと仕草が面白かったので、ついに撮ってしまいました‥‥、“ カラスの勘太郎 ” 風で、まぁ、いいかぁ‥‥。