“ ぶらり自然観察人 ”  疲れ回復気味の一日 ( パート4 )

“ 疲れ回復気味の一日 ” シリーズも、そろそろ終りにしなくてはなりませんがねぇ。もう一回ぐらいで何とか正常に戻ることを期待しております‥‥です。


「ハゼノキの紅葉」
美しく彩り、秋の深まりを真っ先に告げる「ハゼノキ」、山野に生える雌雄別株の落葉高木です。果実から蝋(ろう)が採れるので、古い時代から栽培もされてきました。



アサガオの花」
枯れ草の中に一輪だけ、季節はずれの花を咲かせていました。園芸種が野生化したものでしょうが、何故か特別な花のように鮮やかに映り、心を揺さぶられたのですねぇ!。



シロバナタンポポの花」
この「シロバナタンポポ」は古くから日本に生育している種ですが、繁殖力が弱く自然環境の悪化と、「セイヨウタンポポ」に圧迫され、最近はあまり見られなくなりました。季節はずれの花が咲くと、 “ 狂い咲き ” と云いますねぇ。人間の社会でも喩えに使われていますが、それくらい珍しい事のようです。人から見て “ 狂い咲き ” でも、植物は子孫をより多く残すために機会を逃さないよう、体内時計が調整しているのでしょう?。人間の方が季節に関係なく子孫づくりをしますのでねぇ。



セイヨウタンポポの花」
ヨーロッパ原産の多年草で、明治時代に野菜として利用するために輸入されました。繁殖力が強く、日本産の「タンポポ」を駆逐しながら全国に広がりました。今や「タンポポ」と云うと、この種を指すまでになってしまいました。見飽きた花ですが、枯れ草の中にポツンと咲いていると、特別に美しく感じるから不思議です。



カタバミの花」
ごく普通に見られる多年草ですが、繁殖力が強く畑や庭の厄介者扱いをされています。葉に酸味があり、子供の頃によく食べた思い出があります。 “ へぇー? ” と云われるかも知れませんが、戦後の食糧難の時代には色々の植物を食べたのですょ。小さい植物なので、いつもは踏みつけて歩いていますが、よく見ると可愛い鮮やかな花ですねぇ。踏みつけても、踏みつけても、へこたれず?に花を咲かせ続けております。



「クコの花と実」
やっと野生の「クコ」の実を見つけました!。日当たりの良い藪や川の土手などに生える落葉低木です。この辺り(船橋北部周辺)では極めて少ないようですが、 “ 灯台下暗らし ” の喩え通り、自宅近くの土手から多数の枝が垂れ下がっていました。しかし、花や実は疎らにしか付いていませんので、写真写りの良さそうな所を選んで撮影しました。根・葉・果実までが薬用に利用されていますが、果実はそのままでも食べられます。撮影後に試食してみましたが、こくのある甘い味でした。何となく幸せな気分になりましたねぇ!。





「エビヅルの実」
丘陵などに生える雌雄別株の蔓性落葉樹です。葉や実は「ヤマブドウ」に似ていますが少し小型で、やはり果実は食べられますょ。見た目にも美味しそうですがねぇ!。




ヘクソカズラの実」
この植物の名を漢字で書くと “ 屁糞蔓 ” です。 “ 屁(へ) ” と “ 糞(くそ) ”が重なって、ちょっと酷くないですか?。草の汁に悪臭があるので、この名がついたそうですがねぇ。日当たりの良い藪や林縁に生える蔓性の多年草ですが、繁殖力が旺盛で畑の作物や庭木・フェンスなどにも絡みついているところを見かけます。少々厄介な植物ですが、花は割りと美しく、小さく白い釣鐘状で中心部が赤く、名に相応しくない?のです。実は鳥や虫の食料になり、また、果実も含め薬用に利用されています。「ヘクソ」どころではありませんねぇ。



スイカズラの実」
山野に生える蔓性の低木です。花の奥に甘い蜜を蓄えるので “ 吸葛(スイカズラ) ” と名付けられたと云われています。5〜6月に白く美しい唇形の花が2個ずつ並んで咲きます。香りが良いので庭などにも植えられています。茎葉・花は薬用に利用され、花良し、香り良し、薬良しの万能植物です。


※参考写真:今年の春に撮影しました。



「?の実」
規則正しく4個の実が並んでいます。蔓性の植物ですが、色々調べても名は分かりませんでした。葉も、実も、「スイカズラ」のようにもみえるのですが?‥‥。



「?の花」
この花は畑に咲いていました。群生して綺麗だったので撮影しましたが、園芸品種はよく分かりませんのです?、はぃ。