“ ぶらり自然観察人 ”  疲れ回復気味の一日 ( パート2 )

疲れ気味の体力回復には休養が一番、と、分かってはいるのですが、体内に潜んでいる? “ 自然観察虫 ” が動き始めると、どうにも留められなくなります。そこで、11月に入ってから散策の距離を、これまでの半分(約6km)に抑えることにしました。目ぼしい収穫は期待できませんが、 “ 自然観察虫 ” は、まあまあ納得しているようです。

イシミカワの実」
日当たりの良い道端などに群生する一年草です。茎や葉柄に下向きの小さな棘が密集しているので、衣類に引っかかったり触ると痛いので、少々やっかいな草ですが、秋になると写真のような美しい色の実がなります。




アケビ(ミツバアケビ)の実」
誰でもが知っている雌雄同株の蔓性落葉樹(草では無く、木の仲間)です。果実が食べられるので、田舎育ちの人は子供の頃の思い出がいっぱいに詰まった植物でしょう。「アケビ属」には、小葉が5枚葉と3枚葉の2種があり、5枚葉のものを、ただの「アケビ」と云い、3枚葉のものを「ミツバアケビ」と称しています。また、果実は「ミツバアケビ」の方が大きく、「アケビ」の倍ぐらいあることなどは、あまり知られていませんねぇ。茎・果実ともに薬用に利用されています。
写真を撮ろうと思い探したのですが、いざとなると、なかなか見つかりませんでした。春には、花はよく見られるのですが、なかなか実はつかないですねぇ。


※「ミツバアケビ」の花、春に撮影しました。大きい花は雌花、小さい花は雄花です。



「ムベの実」
この写真を見た人は、殆どが「アケビ」だと言うでしょうね。しかし、よく似ていますが「アケビ」では無く、「ムベ属」の仲間なのです、と云っても、一種しか無いようですが?。「アケビ」と同じ蔓性植物ですが、相違は常緑樹で、花形と色がまったく異なります。果実は食べられますが、熟しても縦に裂けません。元は南方系の植物のようで、この辺り(船橋北部周辺)ではなかなか見ることができません。



「チャの花と実」
お馴染みの「茶」の野生化したものですが、中国南西部原産の「ツバキ属」の仲間で常緑低木です。ご存知のように、鎌倉時代初期に禅僧 “ 栄西 ” が種を持ち帰ったと伝えられていますねぇ。晩秋に白い「ツバキ」に似た花をつけ、種は一年後に熟するという変わった生態を持っています。



「オニドコロのさく果と黄葉」
蔓性の多年草で、葉や三枚羽のような実(さく果)も、お馴染みの「ヤマノイモ」によく似ているので混同しますが、 “ ムカゴ ” はできませんし、したがって “ イモ ” もできません。秋の黄葉は美しいですねぇ、ただ、それだけです。



「アオイトトンボ
これから越冬するそうです。この小さく細い体で!‥‥。



「キタテハ」
この蝶も成虫のままで越冬します。毛布?を被るでもなく、ひたすら葉の裏などにぶら下がり!‥‥。



「シマハナアブ



「シロスジヒゲナガハナバチ」



「ヨトウガの一種?」