[ ふなばしアンデルセン公園 ]の珍しい “ 豹紋蝶 (ヒョウモンチョウ) ” 2種 「オオウラギンスジヒョウモン」&「ミドリヒョウモン」

「オオウラギンスジヒョウモン」
今年9月上旬、“太陽の池”の周回遊歩道北側の花壇で撮影しました。紫色の花を次から次えと飛び回り、蜜を吸っていた「ヒョウモンチョウ」がいたので、どうせ「ツマグロヒョウモン」の雄だろうと思い眺めていましたが、よくみると翅の模様が少し違うことに気がつきました。あっ!「ミドリヒョウモン」かぁ?‥‥、と、期待して直ぐに写真を撮り始めました。この蝶の仲間は翅模様がよく似ているため、なかなか種類を特定し難いのです。「オオウラギンスジヒョウモン」の雄だと分かったのは、パソコンに取り込んで細部を確認してからでした。初めて出合った一匹、貴重な写真が撮れて大満足でしたぁ!。絶滅危惧種に指定されている植物や生物は、ほんとうに数が少ないのです。
開帳幅(翅を開いた寸法)は6〜7.5cm、成虫の活動時期は6〜10月に2回、幼虫の食草は「スミレ」。
この蝶は福岡県の絶滅危惧種に指定されています。



「ミドリヒョウモン」
昨年7月中旬、“太陽の池”の周回遊歩道西側池畔に「リョウブ」の白い花が咲き乱れ、甘い香りが漂っていました。2〜3匹の「ミドリヒョウモン」が夢中で花から花へと飛び回り蜜を吸っていました。私も夢中でカメラのシヤッターを押し続けたのですが、移動するのが早くてよい写真が撮れたという手ごたえがなく、また来年があるじゃないかぁ‥‥、と、自らを慰めていたのですが‥‥。あぁ、それなのに、今年の「リョウブ」の花は貧弱で、出会うことができませんでした。この蝶は全国的に分布しているとのことですが、船橋北部周辺では、なかなか見ることができません。自然は一年ぐらいでは何も変わらないようにみえても、正に一期一会、次はないものと考えて接しなければならないのでしょうねぇ。
開帳幅(翅を開いた寸法)は6.5〜8cm、成虫の活動時期は5〜10月に2回、幼虫の食草は「スミレ」。



参考写真:「ツマグロヒョウモン
この蝶は「ヒョウモンチョウ」の仲間の中で、船橋北部周辺では一番多く生息しています。民家の庭でも普通に見られるので珍しくはありませんが、特に雌が美しい蝶です。上記記事の説明に使いましたので、参考に掲載しました。
開帳幅(翅を開いた寸法)は6〜7cm、成虫の活動時期は4〜11月に数回、幼虫の食草は「スミレ」。
※オス



※メス


※ツガイ(左:オス・右:メス)