越中五箇山の山野草とチョウ・トンボ

7月上旬、所用のため故郷「富山県五箇山」へ訪れました。1995年に合掌造り集落が世界文化遺産に登録され、自然環境と伝統文化による観光地として発展してきました。急用のためとは云え久しぶりのことで、大分変わったのではと想像していたのですが、山河や人々の暮らしは8年前に訪れたときと殆ど変わりなく、のどかな山村風景が展開していました。子供のころ戦争で疎開し育った家も豊かな自然に囲まれ、近所を散策するだけで現在の居住地の船橋北部周辺ではまず見ることが出来ないと思われる、草花や生物に出会うことができました。
ここでは、ほんの小一時間の散策で見つけた主なものを掲載しました。


          < 山 野 草 >

ウツボグサ」


「ヤマホタルブクロ」


「トリアシショウマ」


オオバミゾホオズキ


「イワガラミ」



          < 蝶(チョウ) >

「ウラギンヒョウモン」
このチョウは福岡県の絶滅危惧種に指定されています。開帳幅(翅を広げた寸法)は6cm前後、成虫の活動時期は6〜9月、幼虫の食草は「スミレ」。
※オス


※メス


「クロヒカゲ」
夜に家の中に迷い込んできたのを撮影しました。開帳幅(翅を広げた寸法)は5cm前後、成虫の活動時期は4〜10月、幼虫の食草は「メダケ」など。



          < 蜻蛉(トンボ) >

「ニホンカワトンボ」
体長は5cm前後、成虫の活動時期は4〜8月。水の綺麗な谷川の周りに生息しています。
※メス(次の日に、雄も同じ場所にいたのですが、その時はカメラを携帯していなかったので、写真を撮れませんでした。)