船橋北部周辺の蝶 (チョウ) 「アカシジミ」&「ミズイロオナガシジミ」

5月下旬に当月分のブログ容量がオーバーしてしまい、しばらく記事を休んでおりました、と、云うのは言い訳になってしまいますね。本音は雨の日が多く、掲載できるような写真が撮れなかった、その他です。
梅雨の合間の雨あがり、近所の林に行ってみました。晴天でも薄暗いところで、生物を見つけるのにけっこう苦労しますが、曇天では何がいるのかも定かでなく、草や樹木の枝を揺すって飛び出してくる蝶らしい影を追い、フラッシュをたきながら写真を撮りました。その成果は、今まで出会ったことのない蝶が2種含まれていました。
追記:後日に「アカシジミだけでなく、「ミズイロオナガシジミ福岡県の絶滅危惧種に指定されていることが分かり、少々興奮しているところです。


「アカシジミ
近寄ると草の葉の裏側に隠れてしまい、なかなか撮影をさせません。そのときは蛾の一種かと思っていましたが、パソコンに取り込んで拡大してみると、無残に後翅の先がちぎれた「アカシジミ」でした。これでは飛ぶことも儘ならず、間もなく終焉を迎えるでしょう。図鑑で知ってはいたのですが、実物を見るのは初めてです。ラッキーとは思いながらも後翅(美しい斑紋と尾状突起がある)が完全ならばなぁ‥、と悔やまれます。
この蝶は低山地や平野の林間に生息し、幼虫は「クヌギ」や「コナラ」などを食草にしています。成虫は個体数が少ないうえ、日中は木の葉の陰でじっとしていて、夕方になって活発に飛び回るので見つけにくいのです。活動時期は5〜6月、開帳幅(翅を広げた寸法)は4cm前後、翅は美しい濃いオレンジ色、絶滅危惧種に指定している県もあるそうです。


「ミズイロオナガシジミ
この蝶も初めて出会いました。低山地や平野の林間に生息し、生態は「アカシジミ」とよく似ており、成虫の開帳幅(翅を広げた寸法)は3cm余り、翅の表側は灰褐色で、後翅の先端に数個の白い斑点と尾状突起があり、裏側は白地に写真のような模様があります。この蝶も翅の表側をなかなか見せないようですね。
この日は幸運にも2匹の個体に出会えました。しかし、「ヤブカ」の攻撃にはまいりましたね。