船橋北部周辺の蜻蛉 (トンボ) 「ホソミオツネントンボ」&「アジアイトトンボ」

カメラを肩に、いつもの自然散策コースに出かけました。小川沿いの田園地帯は田植えが始まり、のどかな風景が心を和ませます。
2ヶ月前に大震災があったとは‥‥、被災地の人々には何となく申し訳ないような思いも湧いてきます。
水をはった田圃の畦で、「カエル」の合唱を聞きながら水中生物の観察をしていると、水面に小さな影が映りました。何かと思い目を凝らすと、胴長が爪楊枝半分ぐらいの細長い「イトトンボ」が2匹、水草に止まったところを写真に撮ろうとしましたが、なかなかチャンスを与えてくれません。
散策の帰りに再度挑戦、30分ほど粘ってようやく撮影できました。あまり体が小さいので撮影中はよく分かりませんでしたが、その内の一匹は初めて見るトンボで「ホソミオツネントンボ(胴長3.8cm)」、と云い、小さい体ながら成虫で越冬するのだそうです。カチンカチンに凍り付いてしまいそうですが、大したものですね!。
もう一匹は少し小さめでトンボの仲間では最小の「アジアイトトンボ(胴長2.5cm)」、らしく、と、云うのは「アオモンイトトンボ(胴長3.2cm)」、と姿・色・大きさが似ており、なかなか区別がつきにくいのです。いずれもこの辺りではなかなかお目にかかれません。
苦心して撮った写真は、同じようなものばかりでした。
追記:後日に「ホソミオツネントンボ」国の絶滅危惧種に指定されていることを知りました。どうりで今まで見つからなかった理由が分かりました。


「ホソミオツネントンボ」


「アジアイトトンボ