船橋北部周辺の珍しい?蝶 (チョウ) 「ウラナミシジミ」

船橋北部周辺では、昨年まで生息しているとは思わなかった種類の蝶が、今年に入って多く見つかるようになってきました。私の経験不足・調査不備も多々あると思いますが、それにしても自然災害も含めた、地球温暖化の影響による異常な事態は計り知れません。
この限られた一地域の自然の中で、どんな希少植物が残っており、それに関連して、どのような生物が生息しているのか、写真に記録しようとしている者にとって、整理をする過程で少々戸惑い、混乱させられています。
3月にブログを始めて、掲載した元暖地産の蝶は何種になったでしょうか?。ここに取り上げた 「ウラナミシジミ」も近年は北海道でも見られるそうで、船橋北部周辺に生息するようになったのは、当然のことかも知れませんが、まだ個体数は少ないようです。
生存範囲をどんどん拡大していく種もあれば、一方では変化する環境に順応できず、絶滅や絶滅危惧種に指定(未指定を含め)された種の多いこと、やはり限られた種だけが繁栄することは、自然界の生態系や法則に反するので、大きな問題だと考えざるを得ないのです。ただ、気をつけなくてはならないことは、増加する種だけを減らせばよいと云うことでは、根本的な解決にはならないと思いますねぇ。
しかしですねぇ、人間の立場のみで考えれば、地球温暖化は温暖地でしか育たなかった農産物が、寒冷地でも栽培できるようになってきましたので、悪いことばかりではないのですが、それと共に昆虫などの害虫もついてきますしねぇ?。どう考えたら良いのでしょうかねぇ‥‥??。
いやぁ、今回は少々理屈っぽくなってまいりましたねぇ。どんまい!、どんまい!!‥‥???。


成虫の開帳幅(翅を広げた寸法)は3cm前後、活動時期は4〜12月に数回(温暖地は年中)、幼虫の食草はフジマメなどマメ科の植物。名の由来は翅裏に波型の模様があることから名づけられました。
※オス


※メス


後日追記:上記の記事を書いた時点で、「船橋北部周辺では、まだ個体数が少ない」と思っていたのですが、数日後の観察では想像していたよりも、かなり多く生息しているようです。この蝶は初秋が一番の繁殖期らしく、あちこちで活発に活動しているのが見られました。この1年の内に急増加したようにみえますが、今までは私の観察不足だったのでしょうか?‥‥。